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見出しタイトル ベランダ片付け

さて、元気に成長している子猫達に対して、以前のハナクソ救出大作戦の頃から、ベランダでの行動が気になって仕方がない夫婦である。

落下の心配も相変わらずだが、何せベランダの柵の上にも登るようになってしまう程、子猫達は成長しているのである。
ご近所の目も気になるところであるし、加えて子猫達がこれからどのような行動をとるのか…。

さて、ベランダ内で所狭しと走り回るその動きは、最初の頃とは比べられない程素早く、活発になっていたため、これまではじゃれ合って遊んだり、隠れたてみたりと、具合の良い障害物となっていたプランター類もどうやら邪魔なだけになってきたようである。

そもそもプランター類は、子猫達が走り回って倒してしまったり、鉢の上に座り込んだり寝転んだりで、植えてあった草花はすでにダメになっているものが続出していたのである。
中には、トイレになってしまっているものもあるくらいなのだから…。

実際、ベランダはかなり荒れた状態になってしまっていた。

そこで奥さんは、まずは居間側に続くベランダのプランター類を片付ける事にした。
つまり、残念ながら、この年はベランダでのガーデニングで花を見ることはあきらめたということである。

そのおかげでベランダは随分とすっきり広くなり、子猫達も自由に動き回れるようになったのだが、何か変化に乏しい。
あまりにすっきりしてしまい、何だか退屈しそうな空間にも見えたのである。

そこで遊び道具にはならないかと、空の段ボール箱を何気に置いてみた。

すると今まで狭い空間で我慢していた欲求が爆発したかのように、子猫達はその段ボール箱を使ってはしゃぎ回り出したのである。

これは楽しい。

箱に乗っかったり、中に入ったりと大騒ぎで、じゃれ合う姿は元気一杯でほのぼのしてしまう。

しかし、これだけの動きはやはりベランダだけに留まるものではない事は明らかであった。

何だか、ベランダを片付けたことが、この子猫達の次なる新しい行動に勢いをつけてしまったのかもしれない…。

そんなことをふと考えてしまう夫婦であった。

つづく