小梅物語タイトル画像
見出しタイトル しっぽの部屋の中の様子

さて、夜も部屋の中で過ごすようになったしっぽだが、こうなると梅雨の時期ということもあり、雨がやや降り込むベランダにいるより、部屋の中で過ごしている時間の方が長くなってきた。

というか、外にある植木鉢トイレに行く以外は、ほとんど部屋の中にいるといってもいい状態かもしれない。

実際、他の子猫達も小町も、もう目にすることが無くなっていたので、ベランダでひとりぼっちで寂しい思いをするより、その方が安心していられる夫婦であった。

ただし、寂しい思いはしていないだろと思いたくはあっても、たまにベランダの窓の外をじ〜っと眺めている姿を見ると、たとえそれが、ただ単に外を眺めているだけだとしても、やはり寂しい姿に見えてしまうのである。

とは言え、ひとりぼっちになり、この先どうなるのか、どうすればいいのかと頭を悩ませている夫婦をよそに、しっぽは元気一杯、今は遊び盛りのやんちゃな子猫なのである。

可愛さ全開の、子猫なのである。



どう見ても、世間ではこの状況を“猫を飼っている”というのだが…。
まあ、その話は読者も聞き飽きたであろうから、とりあえず置いておこう。

さて、このように平和でこのまま何も変わらず続きそうな、しっぽと夫婦のこの状態であるが、この状況を一変させる、第2の運命の日とも言うべき日が、すぐそこにまで近づいてきているのであった。

つづく